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【コラム】子育て支援が“虚構支援”になりがちな理由と、そこからの脱却

子育て支援は「国の未来を支える大事な政策」だと、どの政権も口をそろえて言います。ですが、現実には「やっている感」だけが目立ち、現場の家庭には届かない。こうした“虚構支援”がなぜ繰り返されるのか、理由を整理してみました。1. 継続性への不信:...
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【コラム】「小1の壁」−制度は6歳で子育てが終わると思っていませんか?

保育園のころは「小学校に上がれば、少しは楽になるかな」と思っていました。ですが、いざ小学生になってみると、むしろ“壁”は増えたように感じています。いわゆる「小1の壁」と呼ばれる問題はよく知られています。けれど実際には、その壁は小1で終わりま...
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【コラム】産後すぐに「夫の親を呼ぶ」ことの配慮不足に、あなたは気づいていますか?

産後間もない時期は、身体も心もとても繊細な時期ですよね。出産は命がけの大仕事。痛みや疲労、ホルモンバランスの変化に加え、初めての育児で不安もいっぱい。そんな時に、夫が「育児が大変なら俺の親を呼ぼうか」と言ってきたら、正直どう感じますか?たと...
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【コラム】子どもの「未熟さ」を受け入れるのが、大人の成熟ではないでしょうか?

「3歳にもなって、もう少し静かにできないの?」「4歳なんだから、これくらいはできて当然」そうした言葉を、育児や保育の現場、さらにはSNS上でも頻繁に見かけます。けれど、年齢だけを根拠に「できて当然」と決めつけるのは、果たして適切でしょうか?...
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【コラム】産休に入るのが遅すぎる社会で、私たちは何を我慢させられているのか

妊娠がわかったとき、あなたはどんな体調でしたか?私の場合、嬉しさと同時に、つわりやめまい、眠気、全身のだるさに襲われて、仕事どころではありませんでした。なのに、制度上はまだ「産休ではないから働いてね」と言われるのです。日本の産前休暇は、出産...
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【コラム】「子持ち様」なんて言わせない。―感謝で済ませるな、制度を使える職場を作るのは誰の責任?―

先日Yahoo!ニュースに掲載された、NewsPicks +dの記事「子育て社員は大事にされてるよね」…「子持ち様」への不満を解消するために実践した“荒療治”(取締役社長による寄稿)を読み、大きな違和感を覚えました。記事では、「時短勤務で夕...
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【コラム】「飲み会より、産後の母に敬意を」

数年前、弟から相談を受けました。「友人に子どもが生まれたから、お祝いで飲み会をするんだけど……プレゼントは何がいいかな?」弟としては善意で相談してくれていたのだと思います。でも、私は即答しました。「飲み会はやめなさい。」一瞬、弟は驚いていた...
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【コラム】「体罰は子どもに何を教えるのか──恐怖と“見られていなければOK”の心理」

体罰は、本当に子どもをしつけるために有効なのでしょうか?かつての時代には、親や教師による体罰が当然のように行われ、「叩かれて成長した」「昔はそれでうまくいっていた」という声も耳にします。しかし、近年の心理学・神経科学・教育研究において、体罰...
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【コラム】「共働きでも、母だけが寝られない」──夜中の“挟み撃ち育児”と、止まらない社会の要求

共働きなのに、母だけが寝られない。これって、おかしくない?うちは共働き家庭です。でも、「母親が全部やってる共働き」ではありません。夫はむしろ、昼間の家事も育児も私以上にこなしてくれます。洗濯、掃除、上の子の送迎、下の子の抱っこ。誰かが「理想...
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【コラム】「独身税」は差別か? それとも公平な負担のあり方か――社会支え合いの新しい視点

「独身税」という言葉が再び注目を集めています。少子化が深刻化する中で、子育て世帯への支援が拡充されると、その財源の一部を「独身者が負担するのではないか」とする議論が沸き起こり、ネットでは「独身いじめでは?」「独身差別だ」といった声が多数見ら...