コラム

コラム

【コラム】「休日が休日でなくなる」子育てと少子化の本当の課題

最近の報道では、既婚男女で「2人目の子どもが欲しい」と答える割合が過去最低を更新したことが話題になっています。政府は「異次元の少子化対策」を掲げ、出産や教育費の支援を強化していますが、それでも子育て世帯の現実は変わらず厳しいままです。なぜな...
コラム

【コラム】子育て世代に「だけ」配慮しない「二重基準」の問題

電車やバスなどの公共空間で、健康そうに見える若者が優先席に座っていても、「具合が悪いかもしれない」と思って配慮する声が聞かれます。しかし同じ空間で、泣く子どもを連れた親に対してはどうでしょうか。「泣き止ませろ」「静かにしろ」と強く求める一方...
コラム

【コラム】公園の子どもの声に過敏になる背景──「不本意未婚・不本意子なし」と心理の関係

近所の公園で子どもたちが遊ぶ声に、つい過敏に反応してしまう大人がいます。特に具合が悪く、静かな環境を求めているとき、その賑やかな声が苛立ちや不快感として襲ってくることもあります。こうした反応は、単に神経質だから起きるのではなく、社会構造や個...
コラム

【コラム】制度があるのに使うと「迷惑」? それって制度として機能しているのか

近年、育児や介護といった家庭の事情を抱える社員が、会社の制度を活用することに対して「迷惑だ」「わがままだ」といった声が上がることがあります。しかし、そもそも制度とは、必要な人が利用できるように設計されているべきものではないでしょうか。もし制...
コラム

【コラム】子育てはフルマラソン!『負担調整』を行うことを『手抜き』と呼ぶ風潮に疑問、堂々と負担調整を行える社会に

今日の夕ご飯は惣菜で済ませてしまった。洗い物も明日やろうと思う。でも、そんなときにふと「手抜きだな」と言われることがあります。子どもにご飯を作ることや家を整えることは、毎日当たり前のようにやっているのに、ほんの少しの調整でさえ「手抜き」と呼...
コラム

【コラム】赤ちゃんが泣いて起きて、家事が進まないときに

赤ちゃんをようやく寝かしつけたと思ったら、すぐに泣いて起きてしまう。せっかく家事を進めようと思っても、思うように手が動かせない…。そんな日々に疲れてしまうことはありませんか。特に家族が多いと、洗濯・食器・晩ごはん・翌日の準備と「省略できない...
コラム

【コラム】不本意未婚と子どもの声 ― 共生社会に必要な視点とは

近年、「不本意未婚」という言葉を耳にする機会が増えています。結婚したかったけれどできなかった、あるいは望んでいたが選ばれなかったという人々を指す言葉です。そこには、従来の「誰でも結婚できる」という社会的仕組みの崩壊が背景にあります。かつては...
コラム

【コラム】赤ちゃんといつも一緒の生活で「できない家事」があるという現実

赤ちゃんと一緒に暮らしていると、毎日が愛おしく、かけがえのない時間であると同時に、「思うように動けない」というもどかしさにも直面します。私もその一人です。先日、宅配ボックスに届いた荷物がどうしても重くて取り出せず、無理をして引っ張った弾みで...
コラム

【コラム】家族の中の見えにくい理不尽
/泣いた子が得をする?「我慢できる子」が損をしないために

子どもたちが兄弟喧嘩をしたときの出来事から、ふと気づいたことがあります。ある日、パンが一つだけ残っていて、兄と妹が「ほしい」と言い合いになりました。私は「じゃあ半分こね」と言いましたが、妹がそれを嫌がって袋を抱えてしまいました。お兄ちゃんは...
コラム

【コラム】昔は保育園で用意されていた布団と主食 なぜ今は保護者負担に?──行政サービスの「後退」を考える

私の親世代に聞くと、かつての保育園では布団も主食(ごはんやパンなど)も保育園側が用意してくれていたそうです。保護者が毎朝持参したり、週末に布団を持ち帰って洗濯したりする必要はなく、忙しい朝の時間を子どもと落ち着いて過ごすことができたといいま...