SAKURAmom

コラム

【コラム】日本は本当に貧しくなったのか?見えにくい「相対的貧困」と世代間同居が覆い隠す実態

「日本は貧しくなっている」と言われて久しいですが、街を歩いても飢えて倒れている人や、路上生活をしている人があふれているわけではありません。この「貧しいのに見えにくい」現象はどこから来るのでしょうか?今回は日本の「見えにくい貧困」の実態と、親...
対立する視点シリーズ

【対立する視点シリーズ③】総括―差別か、配慮か。その間にあるもの

「妊娠中の女性や男性保育士を採用しない」という方針が、「差別」なのか「合理的配慮」なのか。この問いに、単純な白黒はつけにくいのが現実です。■ 私自身の立場私は、もちろん差別はいけないと考えます。けれど、現場に立つ人々がどんな思いで人選してい...
対立する視点シリーズ

【対立する視点シリーズ②】合理的区別ではないか?とする立場から考える

一方で、現場の実情に目を向けると、ただの「差別」と片づけられない事情も確かに存在します。この回では、「合理的な区別として一定の理解が必要では?」という視点から詳しく考えます。■ 男性保育士への不安現実に、過去には男性保育士による性犯罪事件が...
対立する視点シリーズ

【対立する視点シリーズ①】「採用差別か?合理的配慮か?」――保育所の妊婦・男性保育士への不採用問題

■「明確な差別であり、是正されるべき」立場から考える2024年に報じられた、保育所大手「ニチイ学館」における「妊娠中の女性や男性保育士を採用しない」という内規。これが社会に大きな衝撃を与えました。この件を、「明確な差別」であり是正されるべき...
対立する視点シリーズ

【対立する視点シリーズ③】
神谷代表「高齢女性は子どもを産めない」発言をどう考えるか
(3)総括とこれからの視点

◆「言いたいこと」と「伝わったこと」は同じではない神谷代表の「高齢の女性は子どもを産めない」という発言は、おそらく“若いうちに出産できる社会に変えよう”という主張を前提としたものだったと考えられます。妊娠出産には適齢期があるという事実を無視...
対立する視点シリーズ

【対立する視点シリーズ②】
神谷代表「高齢女性は子どもを産めない」発言をどう考えるか(2)批判の立場から見る

◆公共の場で「断定」する言葉の重み神谷宗幣代表が「高齢の女性は子どもを産めない」と発言したことに対して、まず問題視されたのは、一方的で断定的な表現です。医学的に妊孕性が下がるのは事実ですが、現実には40代で出産している人もいますし、不妊治療...
対立する視点シリーズ

(【対立する視点シリーズ①】
神谷代表「高齢女性は子どもを産めない」発言をどう考えるか(1)擁護の立場から見る

◆ニュースの概要と社会的な波紋2025年7月、参政党の神谷宗幣代表が参院選の公示第一声で、「高齢の女性は子どもを産めない」と発言しました。この言葉はネット上で大きな波紋を呼び、「女性蔑視だ」「事実を歪めていないか」といった批判が相次ぎました...
コラム

【コラム】「難聴でも重大事態じゃない?」暴力を受けた児童が転校に追い込まれた現実~いじめ防止法は誰のためにあるのか~

◆はじめに2024年、京都市内の公立小学校で起きた、男子児童が暴力を受け難聴となり転校を余儀なくされた事件。その深刻さにもかかわらず、学校は当初「重大事態ではない」と判断し、いじめ防止対策推進法に基づく調査が行われませんでした。これは一体、...
コラム

【コラム】「転勤か家族か」共働き時代に“昭和型人事制度”はもう限界です|転勤制度見直しを考える

現在、夫婦共働きが当たり前になり、子育てや介護といったライフイベントを抱えながら働く人が増えています。そんな中、いまだに「全国転勤が当然」という価値観に基づいた人事制度が多くの企業に残っており、多くの家庭を悩ませています。---■ 昭和の価...
コラム

【コラム】女性上司がいても女性が働きやすくならないのはなぜ? 名誉男性化が生む“期待と絶望”のギャップとは|共働き・妊娠・両立のリアル

「上司が女性だから、きっと分かってくれるだろう」そう思っていたのに、現実にはまったく理解が得られなかった――。女性管理職の登用が少しずつ進む中で、実際に働く現場では「女性上司がいるのに全然働きやすくならない」「むしろプレッシャーが増した」と...