【ニュースより】
去年6月、大阪府富田林市で、当時2歳の女の子が集合住宅一室のベビーサークルに監禁・放置され、熱中症で死亡した事件。発生から約1年半を経て、行われている被告の男の裁判員裁判で、主犯とされる女児の祖母が証人として出廷。涙ながらに後悔の念や、緊縛監禁に至ったいきさつを語りました。
【私見】
周りの大人に恵まれなかったこの子を思うと言葉が出ない…。
子供は、一番は褒めてほしいし、認めてほしい。
それが愛情確認の方法だからだ。
しかしそれがなされない場合、第二の策として、別のことをして構ってもらおうとする。
この子の場合、それは便を投げるなどの行為だったのだ。それしか方法が無かった。
この子はずっとベビーサークルに放置され、誰かに遊んでもらうことも、ご飯を食べさせてもらうことも、オムツを替えてもらうこともなく、そこから出ることも出来なかった。
しかも、いつ出られるかは一向に分からない。
大人だってスマホを取り上げられ、何もできない、いつ出られるかも分からない部屋に閉じ込められたら発狂するのではないか?
その中でその子が取れる手段が、便を投げるなどの結果的に大人を困らせる行為しか無かったのだろう。
この子はとても賢い子だ。
何もしなければずっと放置されたままだったのを、どうすればお世話をしてもらえるか、2歳の幼さでしっかり考え抜いていたのだから。
その子の立場に誰も立たなかった、この家庭が本当に異常だ。
こういう子を助けたくても、家庭に閉じ込められれば外部はそれを知るすべが無い。
どうすれば良いのか…