2025-07

対立する視点シリーズ

【対立する視点シリーズ①】
「“働く母”は甘えなのか?成果主義か労働時間か」

■働く母にとっての「減点制度」子どもを持つことが、働く上で“減点”として扱われる現実をご存じでしょうか?東京大学の研究によると、女性は出産を機に賃金が約46%も減少するという驚くべきデータが明らかになりました(参考:小杉礼子・中村尚史ほか「...
コラム

【コラム】夫が家事すると“(妻は)助かるね”と言われるのに、妻が働いても“(夫は)家計助かるね”とは言われないのはなぜ?共働き家庭に残る無意識の偏見

共働き世帯が増えるなかで、ふと感じる違和感があります。夫が家事や育児に少しでも手を貸すと、妻の私は「旦那さんに助けてもらってありがたいね」「助かるね」と言われるのに、私がフルタイムで働いて家計を支えても、なぜ夫は「奥さんに家計助けてもらって...
コラム

【コラム】「育休中に資格を取れ」は誰のため? 子育てはキャリア形成の隙間時間じゃない

ニュースで、ある首相が「育休中に資格を取るなど、キャリア形成に努めてほしい」と発言したのを目にしたとき、思わず「は?」と声が出ました。育休って“休み”だと思われているのでしょうか?育児休業中の親たちは、キャリアどころか毎日が命がけです。授乳...
コラム

【コラム】共生する社会へ−「子どもが増えて落ち着かない」? 離乳食無料のスープストックに届いた声と、それでも継続した企業の姿勢とは

◆ 「もう行かない」独身客からのクレーム。それでもスープストックはブレなかったスープストックトーキョーが行っている「離乳食の無料提供サービス」。子連れのお客さんにとってはまさに救世主のような取り組みですが、開始当初には一部の独身客から厳しい...
対立する視点シリーズ

【対立する視点シリーズ③】
制度は誰のためにあるのか──個人責任論では救えない現実

妊娠・出産をめぐる問題は、女性か男性かといった二項対立では語りきれません。根本にあるのは、「制度が個人に過剰な責任を背負わせている」という構造的欠陥です。Yahoo!ニュースの記事(47NEWS)では、妊娠・出産によるキャリアの断絶、経済的...
対立する視点シリーズ

【対立する視点シリーズ②】
男性・社会の責任は?──妊娠は“二人の行為”という当たり前を問う

妊娠は女性ひとりの責任ではありません。性行為は男女が同意して行うものであり、妊娠に至るには男性側の「行為」も「精子」も不可欠です。それなのに、なぜ妊娠後のすべての責任が女性だけに押しつけられるのでしょうか。男性は妊娠・出産の肉体的リスクを負...
対立する視点シリーズ

【対立する視点シリーズ①】
「妊娠は女性の自己責任」論の根強さ──“自分で選んだんでしょ”という声の裏側

妊娠は自己責任である──そうした声はいまだに根強く存在します。自ら性行為を選び、避妊も不十分であれば妊娠しても仕方がない。妊娠する可能性を理解していながら性行為に及んだのなら、その後の選択(出産・中絶・育児)はすべて自分で責任を持って引き受...
Raising Children in Japan

【Perspective Series ③】
How Can We Truly Support Children? Re-examining the Push to Increase Foreign Nursery Teachers in Japan (日本語版)【対立する視点シリーズ③】日本の保育を守るには?外国人保育士受け入れ拡大の本質と向き合う

While introducing foreign nursery teachers may offer a quick fix for labor shortages, the issue is far more complex. We ...
Raising Children in Japan

【Perspective Series ②】
Concerns About Accepting Foreign Nursery Teachers: Safeguarding Quality and Holding Systems Accountable (日本語版)【対立する視点シリーズ②】
外国人保育士の受け入れに反対する声:保育の質と制度の責任を問う

On the other hand, many people are cautious about the idea of increasing foreign nursery teachers. I personally share co...
Raising Children in Japan

【Perspective Series ①】
Should Japan Welcome More Foreign Nursery Teachers? Addressing Labor Shortages and Embracing Diversity  (日本語版)【対立する視点シリーズ①】外国人保育士の受け入れは必要?人手不足と多文化共生の観点から

In June 2025, the Japan Association of Corporate Executives (Keizai Doyukai) proposed expanding the acceptance of foreig...