※①では、医療リスクや倫理的な懸念を中心に反対の視点を紹介しました。ここでは、脱毛が子どもの心の健康を守る選択肢になるという立場から考えていきます。
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1. 見た目の悩みは、心の深い痛みにもつながる
小学生の中には、体毛が濃いことでからかわれたり、友達との付き合いを避けたりする子どもが実際にいます。特に高学年以降になると、女子だけでなく男子でも体毛の濃さをネタにされ、自己肯定感を著しく損なうケースも少なくありません。
子どもが「毛深い=恥ずかしい」「どうせ笑われる」と思い込むようになると、発言や行動が委縮し、学級内のヒエラルキーで下位の立場に置かれがちです。
この状況は学力や性格では覆せず、いじめの温床にもなりかねません。
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2. 「脱毛できる」ことが子どもを守る“選択肢”になる
医療脱毛の技術は進歩しており、蓄熱式レーザー(SHR方式)などは痛みが少なく、低出力でも効果を得やすいとされています(参考:リゼクリニック、ウィルビークリニックなど)。
また、医療機関による対応では以下のような配慮がされています:
・親の同意と同伴を必須とする
・デリケートゾーンなどは対象外
・初回のカウンセリングで子どもの不安や希望を丁寧に聞き取る
・「脱毛しない」という選択肢も説明する
つまり、無理に脱毛を押しつけるのではなく、「安心して相談できる場」があることが重要なのです。
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3. 見た目の悩みを軽くすることは、心の成長を促すことにもつながる
ある意味で「見た目を整える」ことは、子どもにとっての自己肯定感の“土台”になりえます。
親が「気にしなくていいよ」と言っても、子どもが現実にクラスの中でからかわれているなら、その言葉は届きません。
むしろ「気にしすぎ」と押さえつけられることで、自分の悩みが否定されたように感じてしまい、親にすら本音を言えなくなるリスクもあります。
脱毛という選択肢を通じて、「あなたの気持ちを大切にしているよ」というメッセージを伝えることは、親子関係の信頼にもつながります。
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参考文献・資料
ウィルビークリニック 医師のコメント付き記事(Yahoo!ニュース 2025年6月)
リゼクリニック公式「キッズ脱毛に関する考え方」
PR TIMES「低年齢向け医療脱毛の受け入れとカウンセリング指針」
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【対立する視点シリーズ②】子どもの脱毛に賛成の立場
