SNSや掲示板などで、時々目にする冷たいコメントがあります。
「あなたの子どもが可愛いのは、あなただけ」
この言葉を見て、心がぎゅっと苦しくなった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
確かに、わが子が一番可愛いと思う気持ちは、親として自然なことです。でも、それと「他人の子どもは可愛くない」ということは、まったく別の話です。
私は、自分の子どもはもちろん可愛いですが、他所の子を「可愛くない」と思ったことはありません。子どもの友達も、通りすがりの子も、みんな誰かの大切な存在です。それぞれの家庭で、大切に育てられてきた、かけがえのない命です。
そして、あの冷たい言葉――「あなたの子どもが可愛いのはあなただけ」――をそのまま信じてしまうと、ある意味でブーメランになります。なぜなら、誰かの子どもであるあなた自身も「誰からも可愛いと思われていない」ということになってしまうからです。そんな寂しい世界、私は望みません。
もし本当に他人の子どもが誰にも可愛いと思われない存在だとしたら、保育士さんや幼稚園・学校の先生、小児科の先生や学童の指導員、習い事の先生など、「他人の子ども」と関わる職業を選ぶ人はこんなに多くないはずです。
でも、現実にはそうした職業に誇りを持って働いている方がたくさんいます。たくさんの子どもたちに愛情を注ぎ、成長を見守っている人がいます。それはつまり、「他人の子どもでも、可愛いと思える人がたくさんいる」という何よりの証拠ではないでしょうか。
だから、もし冷たい言葉に傷ついた人がいたら、私は伝えたいです。
「あなたの子どもを可愛いと思う人は、あなた以外にもたくさんいます。私もその中の一人です。」
子どもは、社会みんなで育てるものです。親だけでなく、周囲の目や言葉が、子どもにも親にも大きな影響を与えます。
少しでも優しい目を向ける人が増えれば、子育て中の誰かが今日もまた、少しだけ元気を取り戻せるかもしれません。
—
#子育て #他人の子ども #優しい社会 #育児中の人へ #みんな誰かの大切な人 #子どもは宝 #育児応援 #育児ブログ #親の気持ち
【コラム】あなたの子供を可愛いと思うのはあなただけ?他人の子どもは可愛くない?――そんなことはありません!
