【コラム】赤ちゃんといつも一緒の生活で「できない家事」があるという現実

赤ちゃんと一緒に暮らしていると、毎日が愛おしく、かけがえのない時間であると同時に、「思うように動けない」というもどかしさにも直面します。私もその一人です。

先日、宅配ボックスに届いた荷物がどうしても重くて取り出せず、無理をして引っ張った弾みで、手が赤ちゃんのそばの頭に当たってしまいました。大事には至りませんでしたが、「赤ちゃんが一緒だからできないことがある」という現実を、あらためて痛感しました。




■ 赤ちゃんと一緒だと難しい家事がある

例えば、次のようなものです:

重い荷物の運搬(片手がふさがっているため不安定)

ベランダでの作業やゴミ出し(目を離せないため難しい)

掃除機や洗濯機など、音の出る家事(赤ちゃんが眠っている間は避けたい)

高所の作業や安全性が心配な作業(火を使う料理やベランダの物干しなど)


赤ちゃんは常に抱っこや見守りが必要で、家の中にいても手放しで作業するのは難しいことばかりです。




■ 「できないこと」を認めることが育児の知恵

私はその日、荷物を取り出すのを諦め、仕事帰りの夫に頼むことにしました。以前の私なら「自分で何とかしなきゃ」と無理をしていたかもしれません。でも、赤ちゃんと自分を守るためには、「できないことはやらない」という選択も大切なのだと気づきました。




■ 家事分担や支援の仕組みも必要

核家族やワンオペ育児の現状では、「頼る人がいないからできない」という場面も多くあります。重い荷物は「置き配」や「再配達」を選んだり、買い物はネットスーパーを活用したりするなど、生活設計そのものを工夫しながら、家庭全体で育児と家事を回していく視点が重要です。




■ 赤ちゃんの安全が最優先

家事も大事ですが、何より大切なのは赤ちゃんの安全と、親自身の心身の健康です。限界まで頑張ってしまう前に、「今日はここまで」と線を引くこと、自分ひとりで抱え込まないことを、大切にしていきたいと思います。




【参考文献】

厚生労働省「乳幼児期の子育て支援のあり方について」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000199974.html

NPO法人子育てひろば全国連絡協議会『孤育てにならない子育て支援とは』
https://kosodatehiroba.com/





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