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【コラム】赤ちゃんといつも一緒の生活で「できない家事」があるという現実

赤ちゃんと一緒に暮らしていると、毎日が愛おしく、かけがえのない時間であると同時に、「思うように動けない」というもどかしさにも直面します。私もその一人です。先日、宅配ボックスに届いた荷物がどうしても重くて取り出せず、無理をして引っ張った弾みで...
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【コラム】家族の中の見えにくい理不尽
/泣いた子が得をする?「我慢できる子」が損をしないために

子どもたちが兄弟喧嘩をしたときの出来事から、ふと気づいたことがあります。ある日、パンが一つだけ残っていて、兄と妹が「ほしい」と言い合いになりました。私は「じゃあ半分こね」と言いましたが、妹がそれを嫌がって袋を抱えてしまいました。お兄ちゃんは...
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【コラム】昔は保育園で用意されていた布団と主食 なぜ今は保護者負担に?──行政サービスの「後退」を考える

私の親世代に聞くと、かつての保育園では布団も主食(ごはんやパンなど)も保育園側が用意してくれていたそうです。保護者が毎朝持参したり、週末に布団を持ち帰って洗濯したりする必要はなく、忙しい朝の時間を子どもと落ち着いて過ごすことができたといいま...
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【コラム】新幹線は「無法地帯」? 指定席の不正占拠と文化の壁 〜制度見直しは必要か〜

● はじめに:急増するトラブルと日本の制度の限界近年、訪日外国人観光客の急増により、日本の公共交通機関、とくに新幹線の車内マナーをめぐるトラブルが深刻化しています。2024年以降、各鉄道会社や国土交通省のデータ、現場の報告によれば、主に以下...
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【コラム】なぜ子どもにだけ扶養控除がないの?──子育て世帯にだけ冷たい税制の矛盾

「扶養控除」は、家族の生活を支えている人の税金を軽くするための制度です。高齢の親や障害を持つ家族を扶養していれば、税金を少し少なくしてもらえます。とても大切な仕組みです。しかし――私たちが日々育てている「子ども」には、この控除が基本的にあり...
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【コラム】家事が「サボり」に見えるのはなぜか――見えない労働にもっと目を向けて

育児中にできなかった家事があることと、「サボっていた」ということは決してイコールではありません。例えば、人が1人しかいない状況で、1日中2本の電話が同時に鳴り続けていたとしましょう。その人が休むことなく、1本の電話を取り続けていたとしても、...
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【コラム】人生は「配られたカードの勝負」?――その言葉が見落としている現実

「人生は配られたカードでの真剣勝負だ」とよく言われます。確かに、それは一面の真実かもしれません。誰しも生まれる環境や持っている資質、体力、資産、人脈など、スタート地点に差があります。それでも、その限られたカードを駆使して生き抜いていくという...
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【コラム】子育て世帯の平均年収700万円台でも子育てが「苦しい」理由。手取り、児童手当、制度の現実

「子育て世帯の平均年収は700万円台」と聞くと、余裕があるように感じる方もいるかもしれません。しかし、実際の調査では、そうした家庭の多くが「生活は大変苦しい」と感じているのです。これは本当に“贅沢”の問題なのでしょうか?いえ、そこには私たち...
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【コラム】政府が進める女性トイレ行列対策、それに反発する声は本当に妥当なのか?

2025年7月、政府は女性トイレの行列問題を解消するための対策を打ち出しました。内閣府が主導する会議で、大規模イベントの主催者に対して女性用仮設トイレの増設や、男性用トイレの一時的な転用などを促す緊急通知が発出されたのです。この取り組みは、...
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【コラム】我が家で車がゴミだらけになる理由

子どもがいる家庭にとって、車はもはや移動手段だけではありません。おむつ替えや授乳の待機場所になり、買い物の荷物置き場になり、さらには子どもの「おもちゃ部屋」にも変身します。そんな我が家では、車内がいつもゴミでぐちゃぐちゃになってしまいます。...