対立する視点シリーズ 【対立する視点シリーズ①】「“働く母”は甘えなのか?成果主義か労働時間か」 ■働く母にとっての「減点制度」子どもを持つことが、働く上で“減点”として扱われる現実をご存じでしょうか?東京大学の研究によると、女性は出産を機に賃金が約46%も減少するという驚くべきデータが明らかになりました(参考:小杉礼子・中村尚史ほか「... 2025.07.05 対立する視点シリーズ
対立する視点シリーズ 【対立する視点シリーズ③】制度は誰のためにあるのか──個人責任論では救えない現実 妊娠・出産をめぐる問題は、女性か男性かといった二項対立では語りきれません。根本にあるのは、「制度が個人に過剰な責任を背負わせている」という構造的欠陥です。Yahoo!ニュースの記事(47NEWS)では、妊娠・出産によるキャリアの断絶、経済的... 2025.07.03 対立する視点シリーズ
対立する視点シリーズ 【対立する視点シリーズ②】男性・社会の責任は?──妊娠は“二人の行為”という当たり前を問う 妊娠は女性ひとりの責任ではありません。性行為は男女が同意して行うものであり、妊娠に至るには男性側の「行為」も「精子」も不可欠です。それなのに、なぜ妊娠後のすべての責任が女性だけに押しつけられるのでしょうか。男性は妊娠・出産の肉体的リスクを負... 2025.07.03 対立する視点シリーズ
対立する視点シリーズ 【対立する視点シリーズ①】「妊娠は女性の自己責任」論の根強さ──“自分で選んだんでしょ”という声の裏側 妊娠は自己責任である──そうした声はいまだに根強く存在します。自ら性行為を選び、避妊も不十分であれば妊娠しても仕方がない。妊娠する可能性を理解していながら性行為に及んだのなら、その後の選択(出産・中絶・育児)はすべて自分で責任を持って引き受... 2025.07.03 対立する視点シリーズ
対立する視点シリーズ 【対立する視点シリーズ③】日本の保育を守るには?外国人保育士受け入れ拡大の本質と向き合う 外国人保育士の受け入れには、「人手不足への即応策」としての魅力がありますが、同時に「保育の質」「制度の持続性」「現場への負担」といった複合的な課題を孕んでいます。私としては、まずは日本国内の保育士の待遇改善や労働環境の見直しを優先すべきだと... 2025.07.01 対立する視点シリーズ
対立する視点シリーズ 【対立する視点シリーズ②】外国人保育士の受け入れに反対する声:保育の質と制度の責任を問う 一方で、外国人保育士の受け入れに対しては慎重な立場を取る声も根強くあります。私自身も、安易な制度変更にはリスクがあると感じています。まず、現在の保育士不足の背景には、長時間労働や低賃金、過重な責任といった構造的な課題があります。厚生労働省の... 2025.07.01 対立する視点シリーズ
対立する視点シリーズ 【対立する視点シリーズ①】外国人保育士の受け入れは必要?人手不足と多文化共生の観点から 2025年6月、経済同友会が「外国人保育士の受け入れ拡大」を提言しました(出典:福祉新聞/Yahooニュース)。この提言は、日本社会が抱える少子化・保育士不足の問題に対処するための一案として注目されています。日本では共働き世帯が増える一方、... 2025.07.01 対立する視点シリーズ
対立する視点シリーズ 【対立する視点シリーズ③】「放置子問題、第三の選択肢はあるか」――“見捨てないけど丸抱えしない”支援とは 「助けるべきか、助けるべきでないか」放置子をめぐる議論は、多くの場合この二択に収束しがちです。けれど現実は、どちらを選んでも簡単には解決しないという難しさがあります。善意の限界と、放っておけない気持ちのはざまで揺れる大人たち。では、そのあい... 2025.06.30 対立する視点シリーズ
対立する視点シリーズ 【対立する視点シリーズ②】「放置子に手を差し伸べるべき理由」――子どもに罪はない、支え合う社会へ 「また来たよ……」そう思いながらも、玄関に立つその小さな背中を見て、追い返すことができない。何かあったんじゃないか。お腹を空かせていないか。帰る家が本当に安心できる場所なのか――。そんな想像がよぎるのは、決してお節介ではなく、ごく自然な感情... 2025.06.30 対立する視点シリーズ
対立する視点シリーズ 【対立する視点シリーズ①】「放置子は助けるべきではない?」――善意の限界と“親の責任”を問う声 「また来たよ……」夕方になると、決まって玄関先に現れる近所の子。親の姿は見えず、ランドセルのまま「今日おやつある?」「今日も遊んでいい?」と話しかけてくる。家庭に十分な監督や保護がなく、他人の家に長時間居座る「放置子」。子どもに罪はないとわ... 2025.06.30 対立する視点シリーズ