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対立する視点シリーズ

【対立する視点シリーズ①】
「家事なんて楽勝じゃん」と思っているあなたへ

〜独身一人暮らしの家事は“セルフサービス”です〜独身で一人暮らしをしていると、家事はたしかに「やれば終わる作業」に思えるかもしれません。洗濯は週に数回で済みますし、たたむ服の量も少なく、干すスペースにも困りません。ご飯はコンビニや冷凍食品で...
対立する視点シリーズ

【対立する視点シリーズ③】給食を豊かにするためにどうすべきか?
総括編:公平と現実のはざまで、どう設計すべきか

近年、今回の「唐揚げ1個」問題のように、給食の量や質の問題がたびたび話題になっています。物価高騰や人件費の上昇、さらには給食費据え置きなどが背景にあり、関係者の苦悩は想像に難くありません。シリーズ①・②では、保護者負担か公費負担かという議論...
対立する視点シリーズ

【対立する視点シリーズ②】
給食を豊かにするためにどうすべきか?
―公費負担を増やすべきという立場から考える―

■ 給食は教育の一環学校給食は、単なる「昼ごはん」ではなく、「教育の一部」と位置づけられています。文部科学省の『学校給食法』でも、「学校給食は児童生徒の心身の健全な発達を目的とする」と明記されています。つまり、「給食が貧しい=教育が貧しい」...
対立する視点シリーズ

【対立する視点シリーズ①】
「唐揚げ1個」問題から見る、給食を豊かにするためにどうすべきか?
―保護者負担を増やすべきという立場から考える―

■ 唐揚げ1個の給食に見えたもの「主菜が唐揚げ1個だけだった」という学校給食がSNSで話題となり、多くの批判を受けました。「少なすぎる」「育ち盛りには足りない」といった声が相次ぎ、教育委員会も改善を検討する事態となりました。この問題の背景に...
対立する視点シリーズ

【対立する視点シリーズ③】
「“支え合い”という言葉を、都合よく使っていないか?」

「独身者は子育て世帯を税金で支援している。その見返りとして、自分の老後には“子育てされた世代”に支えてもらう。それが助け合いでしょ?」この主張は、たしかに一つの合理的ロジックのように聞こえます。けれどそれは、「支え合い」という言葉の意味を、...
対立する視点シリーズ

【対立する視点シリーズ②】
「“助け合い”の構図は、実は一方通行なのでは?」子育て世帯の立場からの視点

「子育て世帯は独身者に支えられているのだから、将来その子どもが独身者の老後を支えるのは当然」そう語られることがあります。でも、現実はそれほど単純ではありません。子育て世帯もまた、保育・教育などの支援を受けている一方で、自らも税金をしっかり納...
対立する視点シリーズ

【対立する視点シリーズ①】
「独身税?独身者もずっと“支えてきた”――老後に返ってくる“助け合い”とは」
独身者の立場からの視点

「子どもがいないからって、社会に貢献していないと言われるのは納得できない」「独身でもちゃんと働いて、税金を納めている。それが全部、子育て世帯の支援に使われている」そう感じている人も少なくありません。たしかに、独身者や子なし世帯は、保育料の軽...
小休止

【小休止】富士山に100人の1年生を連れて行く先生方の負担、怖すぎませんか

小学生の子供がふと、こんなことを言いました。「『1年生になったら♪』の歌って、ちょっと怖いよね。友達100人できるかな〜って言ってるのに、富士山でおにぎり食べるのも100人なんだよ?……ひとりどこ行ったの? 怖すぎない?」……なるほど、確か...
構造から考えるシリーズ

【構造から考えるシリーズ③】
「帰属を求める共同体」か、「自由を求める社会」か
〜田舎を変えるのは誰か〜

なぜ田舎は変わらないのか——それは「変わる必要がない人」が今も中心にいるからです。ゲマインシャフト的な社会では、年長者や地元出身の男性が中心になって意思決定を行っていることが多く、彼らは現状のルールの中で力を持ち、居心地がいいため、「変える...
構造から考えるシリーズ

【構造から考えるシリーズ②】
「古くからの家制度」か、「個人としての尊重」か
〜女性が選ぶのは“帰属”より“自立”〜

地方では「家」がいまだに強い意味を持ちます。「〇〇家の嫁」「長男の嫁」「親戚づきあい」などの重圧にさらされる女性たちは、家庭の外でも「家」の看板を背負うことを求められます。地域行事、冠婚葬祭、親戚の世話——。これらは「当たり前」のこととして...