【小休止】「会社は人材なり」「人材は金なり」に潜む三段論法の罠

先日、新幹線に乗ったときに駅の広告で、どこかの会社の
「会社は人材なり 人材は金なり」
というキャッチコピーを見かけました。

一見、とても良いことを言っているように思いました。
「人を大切にする会社なのかな」「人こそ財産という意味なのかな」と、最初はちょっと感動すらしたんです。

でも、ふと冷静に考えてみると――
これ、三段論法にすると
会社は金なり
という結論になってしまうんですよね。

そう気づいた瞬間、さっきまでの感動がどこかへ吹き飛び、
「なんだか世俗的な結論に落ち着いてしまったな…」と苦笑いしてしまいました。

もちろん「金なり」は「かねなり」ではなく「きんなり」と読むのでしょう。
でも理屈っぽく考えてしまうと、どうしても「会社=お金」という現実的な響きが出てしまうんですよね。

広告の意図とは違うのは分かっているのに、
思わず頭の中で論理展開してしまう自分が、少しめんどくさいなと思った出来事でした。




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