2025-05

コラム

【コラム】「突発的な休みは悪? 生理休暇が教えてくれる働き方の課題」

毎月の生理で仕事を休む。その日にならなければ、就業が可能かどうか分からない人がほとんどです。痛みや吐き気で働けないのに、前もって申請していなかったからと休みを拒否されることもあります。たとえ休めても、周囲の目は冷たく、謝罪を強いられます。「...
コラム

【コラム】子どもを「ちゃんと見る父親」は、なぜ少ないのか?

最近、我が家の父親(夫)が子ども2人を連れて出かけてくれました(私は赤ちゃんとお留守番)。もちろん無事に帰宅し、道中の様子も丁寧に教えてくれました。着替えやおむつ、けがの注意、食事やトイレなど、私が一緒にいるときと同じように子どもたちのお世...
コラム

【コラム】「年収300万円」と「1000万円」のリアル──暮らしの余裕は数字だけで語れない

SNSでたびたび議論になる「年収1000万円でも生活が苦しい」という声。それに対し、「年収300万円で生活している人もいるのに、贅沢だ」という反論も根強くあります。数字だけを見れば、年収1000万円は高所得層に思えますが、現実の暮らしぶりは...
コラム

【コラム】「親が見ていればよかった」ではなく、「誰が預かっても安全に育てられる社会へ」

先日、広島県福山市の市立保育園で、1歳の園児が食事中に窒息し重度障害が残った件で、市が約2.7億円の賠償を支払うことで和解するという報道がありました。このニュースには、SNSなどで以下のような声が多く見られます。「そんなに高額な賠償金を認め...
コラム

【コラム】子育ての苦しさは“贅沢”が原因? それは違う。社会の変化に合わせた「必然の適応」だ。

「スマホを持ったり塾に通ったり、大学まで進学する…今の人は贅沢をするから、子育てが大変なんだ」という声を耳にすることがあります。でも、これは大きな誤解です。確かに、昔と比べれば子どもを育てる環境は大きく変わりました。スマホや塾、大学進学はか...
コラム

【コラム】「赤ちゃんを勝手に触らないでほしい」—空気より尊厳を守るということ

先日、赤ちゃんを連れて外出していたとき、通りすがりの高齢女性が突然、我が子に手を伸ばしてきました。こちらが止める間もなく、ほんの一瞬で触れられ、びっくりして固まってしまっている間に、相手はじゃあねと去って行ってしまいました。私はその後どう対...
コラム

【コラム】「お兄ちゃんだから譲ってね」の一言が、ずっと心にわだかまる理由

「お兄ちゃんなんだから、我慢しなさい」「お姉ちゃんなんだから、譲ってあげて」――この言葉、誰もが一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。私自身、ずっと「お姉ちゃんだから」と言われ続けて育ちました。でも最近、子育てをする中で、あらためて...
コラム

【コラム】「いつも“ちょっとだけ遅かった”」──制度のはざまで生きた氷河期世代

私は氷河期世代ではない。けれど、ふと考えるたびに「この世代は、本当にしんどかっただろうな」と思わずにはいられない。■氷河期世代とは「就職氷河期世代」とは、概ね1970年頃から1982年頃までに生まれた世代を指す。バブル崩壊(1991年頃)の...
コラム

【コラム】「保育士でも詰む」育休退園制度の不条理

育休中に上の子を保育園から退園させなければならない。いわゆる「育休退園制度」は、今も多くの家庭を追い詰めています。その制度に対して、あるネット上の声が目を引きました。 「保育士さんは一度に何人も子どもを見られるのに、育休でたった2人の子ども...