■月曜日の登園は、まるで登山
わが家は共働き家庭で、保育園に通う子どもがいます。
月曜日の朝、私はこんな状態で登園しています。
前:赤ちゃんを抱っこ紐で抱え
後ろ:子どものリュックを背負い
右手:お昼寝布団
左手:水遊び用のビーチバッグ
雨が降れば傘も追加
どう考えても両手どころか全身をフル活用しないと登園できません。
それでも、そのあとに出勤し、仕事モードに切り替えなくてはならない現実。
「育児と仕事の両立」が、こうもハードルが高いもので良いのでしょうか。
■「昔は園で布団を管理していた」と親に言われて
私の親世代に話を聞いてみたところ、「布団を持って帰った記憶なんてない」とのことでした。
調べてみると、かつての保育園では、園が布団を一括で管理し、洗濯や干す作業も担っていたようです。
しかし、私たちの世代になるとそれがすっかり「家庭の役割」になってしまいました。
特に夏場は、子どもが大量の汗をかくため、布団を毎週末持ち帰って洗濯しなければならず、週明けの登園は本当に重労働です。
■ビーチバッグまで別持ち…「わかりやすさ」のために親が犠牲に?
さらに、水遊びシーズンになると、「水遊び用のバッグは普段のリュックとは分けて持ってきてください」と園から言われます。
理由は「子ども自身が、水遊びの準備物だと分かりやすいように」というものでした。
たしかに子どものためというのは理解できます。
でも、それによって保護者の荷物が1つ増えることの負担は、あまり考慮されていないように感じます。
■一部の園では導入されている「布団のサブスク制度」
前に通っていた保育園では、布団を家庭で用意する必要はなく、園が業者と提携して布団の管理をしてくれていました。
保護者は月に1000円程度を支払えば、園で布団をレンタル・洗濯・交換までしてもらえるというシステムです。
この仕組みが導入されていた頃は、本当に助かっていました。
調べてみると、布団のレンタルサービスを提供している業者もあり、保育園向けのサブスクリプション契約も可能です。
(例:株式会社エムール、株式会社ケイアイサポートなど)
にもかかわらず、園によってはこの仕組みがまったく検討されておらず、「それくらいやって当然」という空気のまま、保護者の負担が膨らんでいます。
■保護者の負担を、黙って受け入れるのはもう限界
育児と仕事の両立は、ただでさえ大変です。
朝から汗だくで大荷物を持って登園し、それから仕事に向かう親たちに、これ以上何を求めるのでしょうか。
布団や持ち物の管理方法は、もっと柔軟に、合理的にできるはずです。
「前例がない」「今までこれでやってきた」という理由だけで保護者の負担を据え置くのではなく、
「時代に合わせた仕組みの見直し」が必要だと思います。
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参考文献・情報
株式会社エムール「園児用布団の定期レンタルサービス」:https://www.emoor.co.jp/
株式会社ケイアイサポート「保育園向け布団レンタルサービス」:https://www.ki-support.co.jp/
厚生労働省 子ども家庭局「保育所保育指針(平成29年告示)」:https://www.mhlw.go.jp/
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【コラム】保育園の布団問題/毎週の持ち帰りがつらすぎる。布団にもサブスクを
