確かに、AIが多くの仕事をこなせるようになれば、人口が減ってもインフラや産業は維持できるかもしれません。しかし社会というのは、単なる「機能」で成り立っているわけではありません。
たとえば保育、介護、医療、教育――これらは効率だけで測れない、「人と人が関わること」に本質がある仕事です。AIがロジックとして子どもを育てることはできても、子どもが**「人として育つ」経験**を与えるのはやはり人間です。
また、文化、芸術、地域コミュニティといった人間同士のつながりを生み出す場にも、AIは補助的にしか関われません。少子化が進むということは、こうした人間らしい営みの担い手が減るということでもあります。
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【対立する視点シリーズ②】少子化でもAIがいれば問題ない? ― 社会を支える「人の仕事」
